伊予灘・佐田岬(八幡浜市・大洲市・伊予市・伊方町)
伊予市から四国最西端・佐田岬への旅をご紹介します。このコースは、伊予市しおさい公園をスタートし、日本一海に近い駅として知られる下灘駅や、坂本龍馬が脱藩の際に立ち寄ったとされる伊予長浜の町並み、また八幡浜の丘陵地帯の段畑といった愛媛の多彩な歴史と景観を楽しめるコースです。ゴールとなる佐田岬は、瀬戸内海と宇和海の2つの海を同時に望める素晴らしいロケーション。晴れた日には、九州まで見渡せる日本一細長い半島としても有名です。
道の駅ふたみ
下灘駅
長浜大橋
旧宇都宮荘十郎邸
ちゃんぽん店イーグル
大峠隧道
道の駅伊方きらら館
佐田岬はなはな
佐田岬灯台
三崎港
START
ゆうやけこやけライン
美しい海岸線を走る「ゆうやけこやけライン」は、伊予市双海町と大洲市長浜町を結ぶ区間(国道378号)に付けられた愛称です。ここから見える水平線上にはほとんど島影がなく、海の向こうに沈む美しい夕日が見られることで、日本の夕陽百選にも選ばれています。
穏やかな瀬戸内海を望みながら、波音と潮風を感じて進むこの道は、起伏の少ない直線基調の道なので、八幡浜市の市街地までは気楽に走ることができます。道中の「下灘駅」は、日本一海に近い駅として知られ、映画やドラマのロケ地にも選ばれるほどのフォトスポットとしても有名です。
四季折々の花々と日本屈指の映えスポットがお出迎え
道の駅ふたみ
“まいにちが「海の日」”。をコンセプトにしている道の駅ふたみでは、さまざまなイベントを通じて四季折々の海の楽しみ方を提案している。瀬戸内海の夕日を楽しめる展望デッキや地元食材を使ったレストラン、特産品がそろう売店が魅力。隣接するキャンプ場も人気。
詳細を見る道の駅ふたみ
住所 | 愛媛県伊予市双海町高岸甲2326 |
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電話番号 | 089-986-0522 |
営業時間 | 8時30分~18時 |
定休日 | 第3火曜日 |
URL | https://www.futamiseaside.com/ |
入場料 | - |
下灘駅
伊予灘の海を駅のホームとともに一望できる下灘駅は、日本一海が近い駅として県内外で有名に。駅に降り立てば、波音や潮風の香りを感じられ、ホーム越しに広がる抜けのいい海を背景に映え写真を撮ることができる。
詳細を見る大洲市長浜・八幡浜市保内エリアは、本コースの中でも歴史と文化が薫るアカデミックな区間です。江戸時代から昭和初期にかけて栄えた港町・長浜では、古い町並みや歴史的建造物が点在し、国指定重要文化財の長浜大橋や土佐藩を脱藩した坂本龍馬が四国最後の夜を過ごしたとされる冨屋金兵衛邸も存在します。
一方、明治期、さまざまな近代産業が栄えた八幡浜市保内エリアには、往時の繁栄を今に伝える建築物が数多く残り、この区間だけでも一日中楽しめるエリアとなっています。
歴史の中へタイムスリップしたような感覚に浸れる長浜・保内エリア
長浜大橋
長浜大橋は、日本最古の現役開閉式鉄橋として当時の技術の粋を集めて昭和10年(1935年)8月に完成しました。地元では”赤橋”の愛称で知られ、大型船の通行のなくなった現在は、週1回(毎週日曜日の13時)定期点検を兼ねて開閉を行っている。ダイナミックな開閉の瞬間を狙って行くのも良し!
詳細を見る旧宇都宮壯十郎邸
明治から昭和初期に建てられた建物が点在する、八幡浜市保内町の「明治の町並み」。旧宇都宮壯十郎邸は、明治34年(1901)に建てられた住宅で、一時は医院として使われたことも。一見和風建築に見えるが、屋根は曲線を描き、棟瓦には分銅マーク。玄関入口にある持送り(庇や出格子窓などを支える部分)など細工を凝らした和洋折衷の建物。
詳細を見る八幡浜市は、海と山の豊かな自然に囲まれ、丘陵地帯を生かした農業が盛んな街です。八幡浜港からは、九州へのフェリーが運行しているので、ここから九州へ向かうプランを立ててみるのもアリ。
八幡浜市内には名物ちゃんぽんのお店が、老舗から個性豊かな新店舗まで数多くあり食べ比べも楽しめます。
また、かつて八幡浜市と伊方町を結ぶ重要な交通路だった大峠隧道のトンネルは、トンネル内にさらにトンネルがあるという摩訶不思議な面白スポットとしても有名です。
四国有数の港町に根付く食や注目スポットを楽しもう
ちゃんぽん亭イーグル
ちゃんぽん亭イーグルの「八幡浜ちゃんぽん」はあっさりとした鶏ガラスープの中に、豚肉と野菜の旨味が溶け出しているのが特徴。またちゃんぽん以外にも、洋食を中心とした豊富なメニューで長年地元の人たちに親しまれている。
詳細を見るちゃんぽん亭イーグル
住所 | 愛媛県八幡浜市仲之町358-2 |
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電話番号 | 0894-22-2492 |
営業時間 | 11~15時 |
定休日 | 水曜日 |
URL | https://www.instagram.com/chanpon_1196/ |
入場料 | - |
大峠隧道(おおとずいどう)
トンネルの中に入ると更にトンネルが出現するという独特な形状から、地元住民に「ガリバートンネル」の愛称で呼ばれている有名な隧道。竣工時には周辺の道路と共に拡幅する予定であったが、途中で新たな国道整備の計画が持ち上がったため工事が縮小されることになり、現在の形を留めることになった。
詳細を見るここまで比較的フラットな道が続いてきましたが、ここからは半島ならではの起伏の激しい道が続くため中・上級者向けのコースとなります。また八幡浜港と同様に三崎港からは九州へ向かうフェリーが運行しています。道中には、補給ポイントが少ないため道の駅やコンビニを見つけたら補給食を買っておくのがおすすめです。
四国最西端の佐田岬は、別名「風の岬」と呼ばれ、風が比較的よく吹くことから、風力発電の風車が点在。場所によっては、道のすぐ近くに設置されているため、ダイナミックな風車を真下から見上げることもできます。
半島中央部を走る国道197号はメロディーラインと名付けられ、車で走行した際に反響を利用した音楽が楽しめることで知られています。車に乗っていないサイクリストでも立ち止まれば、車のロードノイズから音楽を聞き取ることができます。
海と山の幸にあふれるダイナミックで自然豊かな町
道の駅伊方きらら館
平成28年3月にリニューアル工事が完了した当施設。サイクルオアシスになっており、サイクルラックや休憩スペース、給水所が設けられている。魚たちにエサやり体験ができる全国でも珍しいふれあい水槽がある。屋上の展望デッキからは瀬戸内海と宇和海を一望できる、サイクリストフレンドリーな道の駅。
詳細を見る道の駅伊方きらら館
住所 | 愛媛県西宇和郡伊方町九町3-179-1 |
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電話番号 | 0894-39-0230 |
営業時間 | 9時〜17時30分 |
定休日 | - |
URL | https://www.kirarakan.com/ |
入場料 | - |
佐田岬はなはな
令和2年5月30日にリニューアルオープンした佐田岬はなはなは、三崎港フェリーターミナルに隣接する施設。食堂や売店が充実しているので、道中のエネルギー補給に利用したり、フェリーの待ち時間に立ち寄ってお土産を選ぶこともできる。
詳細を見る佐田岬はなはな
住所 | 愛媛県西宇和郡伊方町三崎1700-11 |
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電話番号 | 0120-133-004 |
営業時間 | 売店 9〜17時 |
定休日 | 1月1日 ,不定休 |
URL | https://www.shirasu.jp/park/ |
入場料 | - |
伊予市をスタートした旅は、最初は伊予灘の穏やかな海沿いを楽しみながら地域の歴史と文化に触れる道のりでした。海岸線の美しい景色に癒されながら進む一方で、道は徐々に険しさを増し、体力的にも試される場面が。それでも、下灘駅から見えた絶景、八幡浜でのちゃんぽんなど、多くの魅力的な観光スポットでパワーチャージしながら、三崎港に到着です。ゴールの佐田岬灯台までは残り約13km。
最後は四国最西端から見えるすばらしい絶景が待っています!(※写真は、佐田岬灯台の駐車場)
四国最西端、佐田岬で圧倒的な海の景色を満喫!
佐田岬灯台
佐田岬灯台は四国最西端に位置し、宇和海と瀬戸内海が交わる絶景のパノラマビューを楽しめる。晴れた日には、遠く九州まで見渡せることも。自転車では灯台の駐車場までアクセスできるが、灯台の麓までは徒歩で約20分。駐輪時の施錠用の鍵と、歩きやすい靴の持参がおすすめ。
詳細を見る三崎港
三崎港は、九州とのフェリーが発着する港。フェリーを利用すれば、四国から九州への移動がスムーズにでき、サイクリングのルートを広げることができる。また、港周辺には食事や休憩ができる施設も充実しており、ここでリフレッシュして帰路に着くも良し、フェリーに乗って更なる旅に出かけるも良し、サイクリングの新たなステージを切り開く拠点として最適な港だ。
詳細を見るGOAL
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