【45.9km】しまなみ海道の東側、4つの離島を走る
ゆめしま海道サイクリングコースについて
しまなみ海道の東側に広がる「ゆめしま海道」は、愛媛県上島町の島々からなる全長45.9kmのサイクリングコース。弓削島、佐島、生名島の3つの島は橋でつながっていて自由に往来することが可能。2022年には生名島と岩城島を結ぶ「岩城橋」も開通予定で、今後ますますサイクリストから注目を浴びること間違いなしのコースです。
「ゆめしま海道」には、今治港のほか、因島の土生港から、高速船またはフェリーで渡ります。ゆめしま海道でのサイクリングはどの島をスタート地点にしても良いですが、観光情報が収集できる「サイクルオアシス」がある弓削島から巡るのがおすすめです。なお、今治港からの高速船(芸予汽船)は、時間帯によって自転車を積載できない便もあるので注意が必要です。
このルートの見どころ
世界各地からやってくるサイクリストたちと地元民たちによる交流と憩いの場「サイクルオアシス」。弓削島にある「ゆげ海の駅舎 ふらっと」もそのひとつに指定されています。観光情報の収集はもちろん、トイレ、コインランドリー、シャワー、Wi-Fi、自転車用空気入れなど、サイクリストにとってうれしいサービスが揃っています。ゆめしま海道サイクリングコースの拠点として利用したいスポットです。
岩城島の中央部に位置する標高369.8mの山。岩城島の玄関口・岩城港から山頂までは約4kmの整備された登山道が続くので、ちょっとしたハイキングにもおすすめです。山頂には360度の大パノラマが広がる積善山展望台があり、展望台から眺める景色は壮観。眼下には瀬戸内海に浮かぶ島々、遠くには中国山地と四国山地を眺めることができます。また積善山は桜の名所としても有名で、毎年4月上旬には、約3,000本の桜が山をピンク色に染め、全国各地から訪れる花見客で賑わいます。
ルートの周辺スポットを巡ろう
START
SPOT 1
旅のはじまりは弓削港のすぐ近くにある「ゆげ海の駅舎 ふらっと」から。サイクリストたちと地元民たちの交流・休憩の場「サイクルオアシス」に登録されているこの場所では、観光情報の収集はもちろん、トイレ、コインランドリー、シャワー、Wi-Fi、自転車用空気入れなど、サイクリストにとってうれしいサービスも揃っている。ゆめしま海道サイクリングコースの拠点として利用したいスポットだ。
SPOT 2
島で採れた食材を使った美味しい料理が食べられるほか、自転車用空気入れや給水などサイクリストにはうれしいサービスが揃ったスポット。島のレモンを餌に混ぜて育てられた豚をつかった「レモンポークのソテー」や、島に自生する新鮮な野草を獲れたその日に調理した 「摘み菜ランチ」はぜひ試したい逸品だ。
SPOT 3
ショッピングセンター「シーサイドモールゆげ」のなかにある、島の特産品などを販売する直売所。店内には、島の新鮮な野菜や果物、手づくりのお惣菜などがずらりと並んでいる。季節の花や葉っぱなどをあしらった焼き菓子「摘み菜クッキー」や、島で採れた人参をつかった「人参ケーキ」などここでしか味わえない一品を探してみて。
SPOT 4
自家製パンと自家焙煎コーヒーが楽しめるカフェ。築100年を超える古民家の蔵を改装した店舗は、弓削島の風景のなかに溶け込んだ素朴な雰囲気が魅力的。数々のこだわりメニューのなかでも、カロリーがしっかりと摂取できるマフィンやチョコレートブラウニーなどの焼き菓子は、サイクリストに特におすすめだ。店内のソファ席、もしくは中庭の縁側でゆっくりと味わおう。
SPOT 5
弓削島の北の端・久司浦地区にある大森神社からすぐの防波堤に描かれたアート作品。日本全国の若手アーティストから公募した「瀬戸内かみじまアートプロジェクト2019〜防波堤ペインティングコンペティション〜」の受賞作品のひとつだ。「虹」をテーマに描かれた色鮮やかな作品は、海の青さとのコントラストが美しく、フォトジェニックな撮影スポットとしても知られている。
SPOT 6
瀬戸内海の海域・燧灘(ひうちなだ)などをのぞむ、絶景ポイントが点在するエリア。瀬戸内海の島々が寄り添う弓削島の西側の光景とは異なり、弓削島の東側に位置する弓削大谷では、広い海原に小島がポツポツと浮かぶ風景を楽しむことができる。美しい朝日がのぞめる早朝は特におすすめ。
SPOT 7
弓削大谷から県道172号線を松原海水浴場方面に約5km進んだところにある、オーシャンフロントの眺めが自慢のリゾートホテル。プライベートバルコニー付きの客室はもちろん、瀬戸内海に面した開放感は抜群の露天風呂も魅力のひとつ。お風呂は宿泊者以外でも利用可能なので、サイクリングで疲れた身体を癒しに訪れたいスポット。
SPOT 8
弓削島と佐島をつなぐ弓削大橋のたもとにある公園。春は桜の名所としても知られているスポットだ。公園で一息ついたら、全長980mの弓削大橋を渡って佐島へ向かおう。
SPOT 9
サイクリングロードで見かける「ブルーライン」は、サイクリストたちがルートに迷わないよう、また車の運転手が自転車に注意するように引かれた目印。佐島の南端には、「Uターン」を示した珍しいブルーラインがあり、サイクリストにとってちょっとした観光スポットになっている。このブルーラインの先には、隠れビーチとして知られる「長磯の浜」に辿り着く。
SPOT 10
佐島と生名島を結ぶ、全長515メートルの斜張橋「生名橋」の開通を記念してつくられた公園。公園からは橋を見上げることができ迫力満点。生名島へ渡れば、立石港や防波堤アート「みんなのクジラ」のほか、島の西側からは「岩城島」を望むことができる。岩城島へ渡るには、いったん弓削島まで戻り、弓削島から快速船で向かおう。(2022年には生名島岩城島間に「岩城橋」が開通予定)
SPOT 11
岩城島へ向かうため、ふたたび弓削島へ。弓削港から快速船に乗れば、岩城島へ約15分で到着する。快速船は1〜2時間に1本程度なので、出発まで時間がある場合は、弓削港のすぐ近くにある「ひだまり公園」から弓削大橋や生名橋を眺めてのんびりと過ごすのもおすすめ。サイクルスタンドも完備されているので、サイクリストも安心してくつろげる。
SPOT 12
岩城港に到着してまず目を奪われるのは、岩城島の中央に位置する「積善山」。整備された登山道はハイキングにも最適で、山頂には360度の大パノラマが広がる積善山展望台がある。眼下には瀬戸内海に浮かぶ島々、遠くには中国山地と四国山地をのぞむことができる。登山道には桜並木があり、春には桜の名所としても有名。
SPOT 13
岩城島でレモン農家を営む方々が開いたレストラン。岩城島産のレモンを主役に瀬戸内の海や山で採れた新鮮な食材を使った料理を堪能できる「レモン懐石」が有名なスポットだ。同店は完全予約制、4名以上の予約が必須なので、事前に電話で連絡を入れておこう。ちなみに店名の「でべそ」とは、この土地の方言で「でしゃばり」という意味。3人の「でべそ」な店員さんのおもてなしを楽しもう。
GOAL
サイクリングの終わりは、岩城港から快速船に乗って今治港へ向かおう。岩城港から今治港までは約1時間で到着。快速船は1日8本運行しているが、便・荷物量によっては自転車を載せられない場合があるので、芸予汽船の公式ウェブサイトで事前に確認のうえ乗船を。
スタート地点・ゴール地点へのアクセス
Start Point
・快速船の場合
今治港から弓削港まで約1時間。弓削港から自転車ですぐ。
End Point
・快速船の場合
今治港から約1時間
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