【24km】じゃこ天の伝統技術と革新の味を巡る
【24km】じゃこ天の伝統技術と革新の味を巡る
元々「雑魚天(ざこてん)」と呼ばれていたじゃこ天は、大小さまざまな季節の魚を骨ごとすり潰して作る、全国的にも珍しい練り物です。一般的に八幡浜のじゃこ天は柔らかめで骨のジャリジャリ感も控えめ、食べやすい仕上がりが特徴。今回は大正5年創業の老舗「谷本蒲鉾店」と品質にこだわる「鳥津蒲鉾店」を巡り、それぞれが誇る自慢のじゃこ天を食べ比べます。四国で最初にじゃこ天製造体験をスタートした谷本蒲鉾店では製造体験も楽しめ、鳥津蒲鉾店では料亭でも使われる最高級品を堪能できます。魚の旨味と風味が凝縮された八幡浜ならではの味を満喫する贅沢なグルメサイクリングです。
※ここに記載のある情報は、2025年12月現在のものです。

Cycle Sportsのメンバーがレポートします愛媛県西予市で古着屋さんを営むサイクリスト。南予地方の自然と食文化に魅了され、数年前に東京から西予市へ移住。現在はアパレル業の傍らでインバウンドサイクルツーリズムに関わるガイド業なども行っている。
このコースで紹介するどこにでもないグルメ





スタート地点
四国の西の海の玄関口として親しまれる八幡浜港。その港に隣接する道の駅「みなっと」からサイクリングスタート。E-BIKEは1,000円〜、電動・タンデム自転車は500円〜とリーズナブルな料金でレンタル可能です。営業時間は10:00〜17:00で、年末年始を除き毎日営業。施設内では八幡浜の特産品や新鮮な海産物も購入でき、サイクリングの準備と情報収集に最適。活気ある港町の雰囲気を感じながら、じゃこ天名店めぐりの旅へ出発しましょう。
住所:愛媛県八幡浜市沖新田1581番地23Google Mapでみる




1.6km地点
大正5年から続く老舗として、八幡浜のじゃこ天文化を支え続ける名店。創業以来、八幡浜で水揚げされた魚を自社にてすり身に加工し、昔ながらの石臼を用いて製造する伝統製法にこだわっています。大小さまざまな季節の魚を骨ごとすり潰して作る「雑魚天(ざこてん)」が「じゃこ天」の名前の由来で、この製法により魚の旨味や風味が感じられる他地域にはない練り物に仕上がります。四国で一番最初にじゃこ天の製造体験をスタートした工場「できるん」では、土日限定で体験(大人1,100円、子供880円)が楽しめます。事前予約制のため、体験希望の方は1週間前までにご連絡を。
住所:愛媛県八幡浜市駅前1番地Google Mapでみる


1.9km地点
「食」の分野にあって愛媛県にしかない特異性と郷土性、まさに魂の食物と呼ぶに相応しいじゃこ天を作り続ける職人気質の蒲鉾店。全国の料亭や名店でもリピートする料理人があとをたたない噂の一品「前略、八幡浜から。/塩味」「前略、八幡浜から。/醤油味」は、南伊予の塩や巽醤油を使用した最高傑作品です。温度管理と塩のバランスを極限まで追求した味と食感は、まさに芸術品の域。八幡浜のじゃこ天の可能性を追求し続ける革新的な名店で、プレミアムなじゃこ天体験をお楽しみください。
【営業時間】平日 8:00-17:00 / 日曜 8:00-14:00 / 土曜 定休
住所:愛媛県八幡浜市駅前1029-2Google Mapでみる




8.7km地点
明治期から大正期にかけて海運や紡績で栄えた保内町を流れる宮内川沿いに設けられた、全長約350mのウッドデッキの遊歩道。旧東洋紡績赤レンガ倉庫から続く木製の散歩道は「もっきんろーど」の愛称で親しまれています。対岸には青石を矢羽根のように積んだ美しい模様の護岸と、昔ながらの町並みが広がり、レトロな雰囲気を楽しむことができます。川の流れを眺めながら歩く遊歩道は、八幡浜の歴史と文化を感じられる絶好のスポットです。
住所:愛媛県八幡浜市保内町川之石2-17Google Mapでみる



17km地点
八幡浜じゃこ天サイクリングのフィナーレを飾る栗野浦周辺は、リアス式海岸が続く八幡浜の地形美を代表する絶景スポット。複雑に入り組んだ海岸線と点在する小さな漁村が織りなす風景は、まさに南予地方ならではの美しさです。静かな入り江には漁船が停泊し、昔ながらの漁師町の風情が色濃く残っています。この美しい海で獲れる新鮮な魚が、今日味わったじゃこ天の原料となっていることを思うと、八幡浜の海の恵みの豊かさを改めて実感できるでしょう。夕日に染まる海と山々のシルエットは、サイクリングの締めくくりにふさわしい感動的な景色です。
住所:愛媛県八幡浜市栗野浦周辺Google Mapでみる
スタート地点
道の駅・みなとオアシス八幡浜みなっと
車の場合
松山自動車道「大洲IC」から国道197号線経由で約25分。八幡浜港に隣接しており、駐車場は197台完備(大型車3台、普通車194台・障害者用5台含む)
公共交通機関の場合
JR予讃線「八幡浜駅」が最寄り駅となります。八幡浜港とJR八幡浜駅間は路線バス(宇和島自動車)が運行しています 。八幡浜駅前バス停から八幡浜港方面行きのバスをご利用ください。ただし、土・日・祝・振替休日等には運休便がありますので、事前に時刻表をご確認ください。松山駅からJR八幡浜駅までは特急利用で約1時間30分、宇和島駅からは約30分です。八幡浜駅からみなっとまでは徒歩約15分、タクシーで約5分の距離です。
フェリーの場合
四国・九州間を1日20便のフェリーが渡航する八幡浜港 に直結しています。大分県臼杵港からの宇和島運輸フェリー、別府港からのオレンジフェリーが就航しており、九州方面からのアクセスも良好。
ゴール地点
道の駅・みなとオアシス八幡浜みなっと
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